2006年04月23日

[MASAO]#22 古き良きHIPHOP pt13

 
アーティスト:Nas & Supreme NTM
タイトル:Affirmative Action (St.Denis Style Remix)

1997年にFrance盤オンリーで発売されたNas関連作品の隠れアイテム。
Nas好きでNasの名前がある作品を揃えている人もいるかと思いますが、そういう方しか知らないかもしれないような1枚です。

曲について考えるより、まずはとにかくジャケットがカッコイイです。深みのある緑がたまりません。是非手にとって一度見てもらいたいです。
黒人と白人の2人組みで構成されるハードコア・ラップユニット"Supreme NTM"を知らない人もいるかもしれないので、まずNTMについて触れます。
NTMは略称で、Nique ta mereの頭文字をとったものです。フランス語を英語に直すとFuck Your Motherとなります。とんでもないネーミングですが、それに負けない経歴の持ち主でもあります。麻薬所持による逮捕をはじめ公務員(警察)侮辱の罪状で禁固3カ月を受け、歌手活動禁止6カ月の実刑判決を喰らったこともあります。
そんな彼らのライムの内容は、名前のように過激です。上述したように反社会的な曲は特にすごいものがあります。
しかし、社会への反発と自分のことをアピールする一人称のラップだけではないのが彼らです。「Pose ton gun」(銃を捨てろ)といった気持ちをこめた曲をはじめとしたメッセージ性の強い曲も多く、当時治安の良くなかったフランスの若者の心を打つ曲も多く、絶対なる支持を集めていました。その支持の高さは、1998年にリリースされた4thアルバム「SUPREME NTM」で、アルバムチャート1位を2集連続獲得したことからもうかがえます。

曲の方ですが、この「St.Denis Style Remix」のトラックは、Otis Redding/Hard to handle使いのLPに収録されているものとほぼ同様です。リリックは、Nasは通常通り英語、そしてNTMはフランス語です。1997年、HIP HOPにおいて1曲で2つの言語が使われる事は珍しい事だったと思います。

余談ですが、(実はこちらを書きたかったりするのですが)
今回のネタを歌っていたアーティストOtis Redding
彼を知らずしてSoulを知りえないといっても過言ではないアーティストの一人です。「Respect」、「Hard To handle」、「Pain In My Heart」といったヒット曲が有名でありますが、僕は彼の6年間に残した全てのアルバムを推薦します。享年26歳、活動期間6年と短い間に残した音楽は、いつまでも残って欲しい音楽であり、多くの方に聞いてほしい音楽です。

HIP HOPを通じて聴く機会としては、『Change is Gonna Come』をサンプリングしたGhostface Killah「Fish」とGuru「Looking through Darkness」、『Let Me Come on Home』をサンプリングしたEPMD「The Steve Martin」などがあります。
今回紹介した楽曲と同じサンプリングソースとしてはMarley Marl「The Symphony」、Grand Puba「Ya Know How it Goes」、Public Enemy「I Don't Wanna Be Called Yo Nigga」などがあります。
是非Otis Reddingの音楽に触れてみてください。


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posted by EXPLOSION at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | MASAO




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